ロコモティブシンドローム対応で介護生活防止
いつまでも若々しく生きたいと願うのはみな同じです。
若い人の世話にならずに自分の世話は自分でしたいという声もよく聞きます。
実際、認知症や寝たきりの高齢者が家族に一人いるだけで、他の家族の心身に降りかかってくる負担はとても大きくなります。
中には他の家族から顧みられることもなく、一緒に暮らしていながら話し相手もなく、孤独な一日を過ごしている人を見かけます。
そういったお隣さんをみるにつけ年をとるという事はなんとさみしい事かと思ってしまう人も少なくないはずです。
そうならないためには日頃から創意工夫をしながら健康生活を送ることが重要です。
言われなくてもわかっているよと言いたくなるかもしれません。
頭ではわかっていても実際にできている人の方が少ないと言わざるを得ません。
それほど難しいことを言っているわけではないのですが、簡単だからこそ難しいという面も確かにあります。
しかし行動しなければ確実に寝たきりになるか、要介護・要支援になってしまいます。
今、国が真剣に取り組もうとしている事は、一人でも要介護・要支援になる人を減らそうということなのです。
ロコモティブシンドロームで介護生活にならないようにするための有効な方法がいくつかあります。
メタボの時にも何度も耳にたこができるほど耳にしたはずです。
ロコモティブシンドロームに有効なのは食生活の見直しと軽い運動です。
特にロコモティブシンドロームで筋力低下を予防するために、運動を生活に取り入れる事はとても重大です。
高カロリーな食生活を継続しながら、ほぼ家でごろごろしているだけでは、いやでもメタボ体型になります。
体が重くなればますます外へ出るのが億劫になりますから、やはりバランスのよい食生活は仮にメタボを脱した後であっても続けることが重要です。
運動といっても車やエレベーターを使う回数を少し減らして歩く頻度を少しだけ増やしてみるだけでもかなり違ってきます。
すでに足腰が弱ってしまって歩くのがつらくなっている人は、ほんの5〜6分ずつでいいから、毎日たったり座ったりのスワット・ストレッチを取り入れてみるのも良い方法です。
一人ぐらしで声をかけてくれる人がそばにいないという人は、ちょっとだけお隣さんに手伝ってもらって運動を促すための声かけに協力してもらうという手もあります。
地域のコミュニケーションや生きがい対策のきっかけ作りにも役に立ちます。