ロコモティブシンドロームとは要介護の予備軍
まだ知名度が低いので、ロコモティブシンドロームと言われても訳が分からないという人がほとんどであるのが現状です。
骨や関節などの全身の運動器官に発症する障害です。
な〜んだ老人病かと高をくくってのほほんと構えていたらとんでも無いことになります。
ばりばりの働き盛りである40代からすでに発症してしまっている人が全国で急増しているのです。
予備軍と言われる人だけで5000万人にもふくれあがっているという話しも伝わってきていますから、実に3人に1人がロコモティブシンドローム予備軍と言うことになります。
ということは、将来的に要介護もしくは寝たきりになる確率も同様にいると言うことです。
今でさえ、国の医療費は破産寸前であると言われているのに、何十年先かわかりませんがこれだけの国民を支援できる予算はおそらくないでしょう。
逆に少数出産の流行で若者の数も減っていますから、息子・娘世代に大きな心身の負担が一気に降りかかってくる可能性も大きくなります。
老老介護世帯、老老老介護世帯が急増した都市生活を想像してみてください。
ここまで考えると大変なことが起きていると不安担ってきてしまいますね。
そんな暗い未来にならないためにも今から予防をしっかりしていく事が強く求められています。
たいそうな体操をせよという事ではなく、あちこちのサイトでも紹介されているように、簡単な体操を日々少しの時間でも見つけて習慣化していくこと、軽い運動を生活に取り入れていくこと、食生活を少しだけ見直して見ること、など生活の中でできるちょっとした工夫だけで、十分寝たきりを回避できます。
子供達の体力が年々低下している事も心配です。
家族で朝少しだけ早く起きて散歩をしてみるというのもオススメです。
春夏秋冬の変化を歩きながら発見する事もあり楽しいものです。
車でいつも通り過ぎていただけの馴染みの街のはずなのに、意外と知らないことが多かった事を思い知らされます。
歩くことは足腰を丈夫にするというだけではなく、とても良い気持で1日を始める事ができます。
お金をかけないでできるリラクゼーションであり、生活改善の方法です。
すでに体の痛みが始まっている人は、無理をしないように置かれた状況で気楽にできる運動をしてみてください。
ロコモティブシンドロームは放置すれば怖い症状ですが、工夫次第ではいくらでも回避できるものであり障害とはならないのです。