食生活で予防対応でロコモティブシンドローム・そのレシピ
ロコモティブシンドロームは、骨や関節がぼろぼろになった状態です。
歩く・立つなどの基本的な動きを支える大切な骨や筋肉・関節が十分に機能してくれなくなれば、わたしたちは健康的な生活を送る事が不可能となります。
自立生活が不能となれば要介護もしくは寝たきり、車いすの生活をせざるを得ません。
ロコモティブシンドロームはそういった病気です。
しかもほぼ全国民がゆくゆくはそうなるというデーターまで出ているのですから、まさに国民病と言えます。
決して昨日や今日という話しではなく、10代・20代という若い頃からの偏食や運動不足が積み重なって、こうした状態を作り上げてきたとも言えます。
あまりに便利になりすぎた生活が子供達から健全な身体の育成を奪ってしまったと言っても過言ではありません。
また加齢による骨密度の低下や関節や筋肉疲労も考えられます。
特に出産を繰り返す女性は子供を1人産むごとに体からカルシウムやビタミンなど大切な栄養素が減っていきます。
こっそそう症は女性に多く見られます。
更年期障害によるホルモンバランスの影響もロコモティブシンドロームの発症に関わっていると言われています。
けっして1つだけではない、様様な原因が複雑に折り重なって起きるのもロコモティブシンドロームの特徴でもあります。
一体どこが悪いのか、どう対応したら良いのかは自分だけで判断するのはなかなか難しい事です。
整形外科など専門医を受診し正しい対処法を指導してもらうのが最も手っ取り早い解決法です。
まずは食生活を見直すところから行動してみてください。
適度の運動を生活に取り入れるにせよ、必要な栄養補給がなされていなければ中途半端な対処であると言わざるを得ません。
骨を丈夫にする食事の例としてはまずカルシウムの摂取です。
牛乳や納豆・チーズ・ひじき・小魚などがオススメです。
さらに骨を丈夫にするにはビタミンやタンパク質も必要です。
ヨーグルトは内臓の調子を整えるのにも有効なので、食事の一品にぜひ加えて欲しいものです。
実はこれらの栄養素はわたしたちが人間らしい生活を送るために絶対不可欠な3三大栄養素と呼ばれているものです。
これらを摂取することで、筋肉や関節の機能アップにもつながります。
バランスの良い食生活をこころがけましょう。