ロコモティブシンドローム対策の予防運動
ロコモティブシンドロームの予防として、軽い運動を生活の中に積極的に取り入れていくことが推奨されています。
どのロコモティブシンドローム予防運動も専門家らが豊富な知識と経験の中から開発したものですから、ロコモティブシンドロームに対し効果を期待できます。
中にはユーザーが生活の中から創意工夫で生み出したものもあるので、大変実践的であり現実的に役にたちます。
担当医からきっとあなたにぴったりのストレッチを紹介されるはずですから、ぜひ生活に積極的に取り入れていきましょう。
足腰の弱体化は加齢とともに自然に起きるものであり、いつかは要介護になります。
しかし出来る限りその時期を遅らせたい、孫に元気はつらつとした姿をずっと見せていきたい、子供達の重荷になりたくないと多くの人は考えているはずです。
そのためには少しの努力も必要です。
無理をする必要はありません。
運動を取り入れたのはいいが、がんばりすぎてかえって筋肉を傷めてしまってはやぶへびです。
自分のペースでいいので毎日少しずつ繰り返していきながら習慣化させる事を最優先してください。
いくつかある運動の中から簡単な例を紹介します。
・1分程度の片足立ち運動
これは近くに家具があれば家具に、壁またはイスを使って片手指先もしくは両手で体を支えながら、転ばないように注意して片足を上げてそのまま1分立ちます。
台所でも調理の合間に行えます。
その時は流し台を利用して体を支える事ができます。
1日3回行ってください。
ポイントは「背筋をまっすぐに伸ばすこと」です。
・次にかかとを上げ下げ運動です。
これも壁や家具を使って体を支えながら、ゆっくり両足かかとを上げて1分程度そのまま立ちます。
ゆっくり下げていきます。
これを1回につき10回程度繰り返します。
・腰の上げ下げ運動もおすすめです。
両足を肩幅程度広げて立ちます。
ゆっくり大きく息を吐きながら腰を下げていきます。
中くらいのところで一度止まって、大きく深呼吸をしながらゆっくり元の姿勢に戻していきます。
ポイントは「背筋をまっすぐに伸ばすこと」です。
・別の形の腰上げ下げ運動もあります。
両手を両腰につけてまっすぐに立ちます。
左右どちらかの脚を前に大きく出します。
そのままゆっくり中腰になります。
前に出した足をゆっくり戻しながら腰をあげてもとの姿勢に戻ります。
どの運動も下半身の筋力を鍛えるのに効果的です。
近所でラジオ体操が行われていれば参加してみるのも良いでしょう。
1人ではなく仲間と励まし合ってできるのでオススメです。
天気の良い日は10分程度でいいので、散歩をするのも気持よいものです。