車椅子生活

ロコモティブシンドロームは若い時から勉強

ロコモティブシンドロームは老人病だと考えているとしたら、それは誤解であると言わなければなりません。
専門医の間で公開されているデータをみると、早い人ではすでに20代後半から兆しが見え始めている事を示しています。
すなわち、年齢や性別に関係なく誰にでもいつでも起こりえる症状であるという事です。

したがって、”自分はまだ若いから関係ない”とたかをくくって何も運動らしい事をしていないとすれば、何十年後かには確実に要介護になっているはずです。
その時になって後悔しても、もはや激痛が走るようになった足腰は自由に動かす事すらできなくなっています。
まるで体中に鉛の塊を吊されているように重くぎしぎしときしむ手足を、ほんの少し動かしながら先の見えない長い孤独な道のりを生きる事になるのです。

周囲の人たちは最低限の生活が確保できるように少しだけ手助けをできますが、もはや自力での生活は困難となります。
ロコモティブシンドロームとはそういった病気です。
自覚がないままじんわりと進んでいくので、なお厄介なのです。

予備軍も含めて、全国民の9割以上の人が「要介護」もしくは「寝たきり状態に陥る」という高い確率を持っているというのですから、これはとても大変な事です。
自分には関係ないと考えず、若い時からロコモティブシンドロームへの正しい理解と認識を持って、明るく希望に満ちた老後を迎えたいものです。
そのための学習の素材はすでに多くの専門家らによって用意されています。

インターネットを開けばロコモティブシンドロームに関する記事は豊富に出てきます。
学習のチャンスはたくさん転がっているのです。
飲み会や余暇を楽しみ食べたいものを食べ、自由奔放に生活をする事を悪いとはいいません。

頭の片隅にほんの小さなスペースでいいので骨や関節をいたわる思いをおいてください。
仲間とのつきあいや仕事で多忙な毎日の生活ですが、5分でもいいので運動を取り入れてみてください。
フィットネスクラブに通ってみるのも善い方法ですが、ウオーキングなら0円です。

季節の変化を楽しみながら街路樹の下を歩くのは気持ちの良いものです。
少しだけ早起きしていつも降りる駅より1つ前で下車、そこから会社まで歩くというのもいい運動になります。
晴れた日なら自転車通勤もオススメです。
いろいろためしてみてください。


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