車椅子生活

40代から確認するロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドロームはけして高齢者特有ではありません
すでに小学生程度の子供から将来は確実に要介護・寝たきり・認知症になる確率が極めて高いと評価している専門家が多いのです。
40代に達した時点で顕著に症状があわれる可能性が極めて高いと言われています。

実際、早い人はすでにロコモティブシンドロームです。
セルフチェック項目がいくつか作られているので、一度試してみてください。
その筆頭にあるのは、「片足で靴下がはけますか?」というものです。

すでにバランス感覚を失い転倒してしまうようであれば危険度はさらに高くなります。
仮にできたとしても「手すり無しに軽く階段を上れますか?」
「蹴躓いたり、転んだりしていませんか?」

「15分以上続けて落ち着いた呼吸で歩けますか?」

「横断歩道を青信号で渡りきれますか?」

「最低2キロ程度の買い物を両手に持って帰れますか?」

これらは、整形外科などの専門医らによって作成されたチェック項目ですので、
1つでもチェックが入ったあなたはすでにロコモティブシンドロームである可能性がかなり高いです。
早急に受診してください。
脅すようですが改善は早い者勝ちです。

日にちを伸ばせば、筋力・関節・骨密度はどんどん悪化していきます。
子供もいれて5000万人の予備軍がいると推定されている現代、さらに10年後にはもっと増えます。
20年後にはほぼ全国民がロコモティブシンドロームになっている計算です。

そうなると国としては対応しきれないので、認知症や孤独死は完全放置とならざるをえません。
経済不安から出産を抑制する世帯が増え、結婚しない女性が増え、逆に高齢者の寿命が確実に伸びているために、日本は近い将来老人大国になる確率も高くなっています。
当然人口は徐々に減っていきます。
家庭に要介護者が1人、2人、3人と増えていくことも予想されます。

そうなると家族にかかる負担はかなり大きくなってしまいます。
こうした未来像に危機感を覚えた国では、ロコモティブシンドロームを国民病と位置づけて、本腰で撲滅に向けた施策をスタートさせています。
現在40代の人たち、今は元気だからだいじょうぶとは誰にも言えないのです。
今から老後に向けた対策を講じて、実践していきましょう。


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