車椅子生活

老後に自立を考えるロコモティブシンドローム予防

介護を受ける事無く、病気もなく自力で健康的に生活できている期間を健康寿命と呼びます。
長寿国となった日本では健康寿命をいかに無理なく伸ばすかが国の重要課題となっています。
”老後は好きな場所を旅行したり趣味を楽しんだり、のんびりと人生を楽しんで過ごしたい”
そのようなささやかな夢を無惨にも打ち砕くのがロコモティブシンドロームなのです。

旅行するどころか自分の足で立って歩くことすらできなくなります。
常に膝や背中など体中の節々が痛んで、寝起きをするのにさえ誰かの助けを借りなければならなくなります。
核家族化が定着している現代の日本家庭でこんなにも手間がかかる家族が1人いるだけでお互いに心身への大きな負担が重くのしかかってきます。

さらに薬代や治療代、病院まで連れて行くの燃料代などの経費をどうするか、家においとけないので格安な老人ホームを探すか、ディケアで1日でも2日でも預かってもらうか考えないと・・・こんな風景が日本のごくあたりまえの風景となっていくのもそう遠くはないかもしれません。
本当だったらイタリアのベニスあたりを優雅に歩いているはずなのに、現実は国内病院のベッドの上、そこが終の棲家になろうとは。
こんな事にならないためにもロコモティブシンドロームを真剣に予防するための生活習慣をぜひ身につけてください。

いずれ加齢も進めばいつかは健康寿命もつきる日は誰にでも訪れます。
しかし出来る限り、その日を送らせたいですよね。
せめて死ぬなら我が家で死にたいっそう願うのはみな同じです。

国でもロコモティブシンドロームをメタボリックシンドロームに変わって次世代の重要な問題として、まず認知度アップそれから生活改善へと国民の意識を高めようと本腰で対策に乗り出しています。
わたしたち国民も他人事とは思わず、今からロコモチャレンジをスタートさせようではありませんか。
早ければ早いほどロコモティブシンドローム克服には良い結果をもたらします。
腰が痛い、足が曲がらなくなってきたと感じたらすぐ整形外科を利用してみてください。


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