隠れ20代のロコモティブシンドローム
全国に5000万人いると推定されているロコモティブシンドローム予備軍には10代〜20代の若い世代も含まれています。
特に子供に広がる筋力低下、骨のもろさは深刻です。
老人病と言われてきたいくつかの症状をすでに小学生から発症しているという大変ショッキングな症例もいくつかのメディアで紹介されています。
もはや介護とは無関係と思える年代から寝たきりもしくは要介護となる将来が待っているとしたら、これほど哀しい事はありません。
そもそもの原因はあまりに快適になりすぎて体を頻繁に動かす必要がなくなった事や、食生活の変化にあると多くの整形外科医は訴えています。
適度の運動を生活の中に取り入れていくことで未来を変える事ができるのです。
不幸にも高齢者となってからロコモティブシンドロームと診断されてしまった人も心配は無用です。
年齢に応じたトレーニングの方法がありまず。
ドクターの指示にしたがって毎日少しずつ動いていれば、辛かった腰痛や背中の痛みも和らいでいくはずです。
ロコモティブシンドロームを引き起こす原因は他にもあります。
過激なダイエットによるやせすぎからくるもの、逆に肥満からくるものなどもあり、いずれの場合も体に不自然な力を与えてしまっている事が問題です。
過激なダイエットは体から大切な栄養素を根こそぎ奪っていくので骨がもろくなっていきます。
いずれ骨粗鬆症などの重篤な病気を引き起こすようになります。
若いときは無理がある程度効きいてしまうために、つい過激な労働やスポーツに走り過ぎてしまう事があります。
そうした事も筋力や骨を傷付けてしまう要素となります。
ですから、若い内からスポーツ少年でしたという人も油断は禁物です。
実はプロのスポーツ選手でもこういった事でロコモティブシンドロームに陥る危険性は決して0ではないのです。
適度の運動や食生活の見直しをしていく事で生活改善をしていく努力を惜しまないようにしていきましょう。
少しでも腰やひざが痛んだら、やせ我慢をせずに病院へいってください。