車椅子生活

要介護のロコモティブシンドローム

メタボシンドロームが話題に上っていた時と同様の問題が起きつつあります。
ロコモティブシンドロームが高齢者や壮年者だけではなく、年少者の間にも拡大しつつあるというのです。
かねてから子供の体力低下が問題となっていましたが、それはとりもなおさずロコモティブシンドロームの予兆がすでに小学生レベルから表れている事を物語っています。

もしかしたら子供も要介護者となる可能性があります。
高齢者介護だけでもいっぱいいっぱいの状態なのに未成年者から寝たきりになるなどと、あまり想像したくはないのでずが専門家らは真剣に考えています。
だからこそ国民病であると言われているわけです。

出来る限り早期に対策を立てる必要があります。
なぜロコモティブシンドロームで要介護となってしまうかというと、転倒・骨折・関節関連の病気、これらがきっかけとなって足腰が動かなくなってしまうからです。
動かしたくても激しい関節痛のために少しずつ動かなくなっていきます。

同時にますます筋力・骨格は弱体化していきますから、自力での生活が困難になっていきます。
そうなれば、命を繋ぎ自分と家族の生活を維持していくために要介護となって行かざるを得なくなります。
これがロコモティブシンドロームのシステムです。

今でも介護士の手は不足しています。
国の金庫も火の車です。
このままロコモティブシンドローム予備軍が予備軍ではなく当事者となり、増え続けていけばとても全国民をサポート仕切れるものではありません。

そのような絶望的な未来としないためにも子供のうちから運動を積極的に生活の中に取り入れていきたいものです。
家族に1人要介護者が出るだけで、その家族にとって大きな負担となります。
それは若いわたしたちの生活に即反映されます。

自分はだいじょうぶとは誰にも言えないのです。
仮にロコモティブシンドロームにはならなかったとしても、介護奉仕者として、家族の介護を余儀なくされる場合も考えられるのです。
しかも10年続くか、20年続くか、まったく予測もつきません。
けしてあなどる事のできない問題なのです。


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