ロコモティブシンドローム度テストで把握
3人に1人がロコモティブシンドローム予備軍であり何十年か後に要介護になる事確実などというデーターが公開されて、”もしや自分がそうなのでは?”と不安になった方も多いのではないでしょうか。
ここで注意したいのは、間違った理解が一人歩きしてとんでもない悲惨な結末が拡大されてしまう事です。
決して死に至る病気ではないものの、人生80年、場合によっては100年越えという長寿国となりつつある日本で残りの人生を要介護や最悪、認知症か寝たきりで生きる可能性が極めて高くなるのが「ロコモティブシンドローム」です。
ある程度メタボリックシンドロームの認知度が定着し、全国民が改善に向けて動き出した次のステップとして専門医が多数創成されましたので、今住んでいる地域で専門医療を受ける事が可能となりました。
正しい知識と理解の普及のためにロコモティブシンドローム度テストが専門医らによってまとめられています。
ネットでも受ける事ができるので心配な人はお試しください。
基本テストが7項目あります。
1分もかからずに結果を見ることができます。
あまり深く考えずに軽い気持で受けてみてください。
骨・関節・筋肉がどの程度衰えているかどうかを見るものです。
あくまでも予測ですのでこれでロコモティブシンドロームであると決定づけるものではありません。
正確な診断は専門医の受診で得るものです。
念のためお断りしておきます。
・片足で靴下がはけますか?
・屋内で転倒していますか?
・てすりなしで階段を上れますか?
・布団の上げ下げは楽にできますか?
・1リットル入り牛乳を2つ持って長距離歩けますか?
・15分程度の道路を続けて歩けますか?
・横断歩道を青信号で歩ききれますか?
以上の7項目ですが、なんでもない健康的な人には簡単にできるものばかりです。
もし1つでも当てはまるものがあるなら、一度専門医を受診してみてください。
問診票もネットからダウンロードすることができます。
全国の専門医を検索もできますのでネット環境にある人なら簡単に受診できますが、ネット環境にない人でも近隣の整形外科を利用してみるだけでも違います。
ロコモテストになるとさらにチェック項目が細かく分かれているので、より詳細な情報を得る事ができます。
すでに年代別に運動機能の全国平均値が公開されていますので、自分の場合と比較検討する事もできます。
平均値より低い数値が出た場合は、ロコモティブシンドロームが若干進行している可能性があるので積極的に専門医を利用しましょう。